FXにおける損切りの目安について の話で、
自分の都合で、pips数を軸にした損切り設定は賢くない、ってお話をしました。
でも、『相場に合わせた損切り設定をしたら、損切り額が大きくなりすぎて死ぬ!!』って考える人もいるんじゃないでしょうか?
そんな疑問に対する回答を書いていきたいと思います。
損切り位置を基準に、ポジションを調整する
これが大事かなと思ってます。
どういうことかわかりますでしょうか?
ポジションっていうのは、通貨保有量のことです。
損切り位置を基準に、ポジションを調整する というのは
具体的に言うと、
相場に合わせて、損切り位置を50pips先と設定するとします。
それで、
今まで、10万通貨で、20pips先で損切り位置を設定している人がいたとしたら、
損切り位置が、2.5倍に増えたので、
通貨量は2.5倍分小さくする必要があるってことです。(つまり、÷2.5)
10万通貨の÷2.5は、4万通貨になります。
なので、50pips先が損切位置になるようであれば、保有量は4万通貨に調整しないといけないってことですね。
これを今まで通り、10万通貨で取引していたら、
50pipsの損切りにあった際に、死亡まっしぐらです。
これが、損切り位置を基準に、ポジションを調整する っていう意味です。
10万通貨×損切り20pips=2万円 となりますが、
ポジションを調整することで、4万通貨×損切り50pips=2万円 となり、
損切り額は同じになるって寸法です。
数字だけ見ると、同じような形になりますが、
相場に合わせて損切り位置を設定しているので、
損切りに合う可能性は格段に減ります。
ポジションを調整することの意味とメリット、分かってもらえましたでしょうか?
ポジション減らしたら、儲けが減るじゃん!!って思う方へ
10万通貨持てるのに、4万通貨しか持たなかったら、
勝った時の儲けが減っちゃうじゃん!って思う方、いるかもしれませんね。
僕も昔はそうでした。
でも考えてみてください。
トレードで大事なことって、死なないことだと思うんです。
残高死亡した後の、すごく勝てそうな相場が到来したけど、
お金がなくて指を咥えて見ているだけだったって経験、ありませんか?
相場の世界って、負けてる人が9割くらいいる世界って言われています。
9割の内容もピンキリだと思うのですが、
相場で死なないってことは、9割の中でもかなり上等だと思いますし、難しいことだと思うのです。
もちろん、勝てる人は、その人なりのポジション調整の考えがあると思います。
でも天才的な人じゃない限り、どこかで下手をして、
ドデカい損切りを食らって死亡っていうことがあると思うんです。
FXは儲けてナンボの世界ではあるのですが、
死なないことも大事、ってことは覚えておいて欲しいです。
まとめ
相場に合わせて損切り設定することが大事ということは分かって頂けたのではないかと思うのですが、
その損切りに合わせて、ポジションを調整することも大事ってことも伝わればいいなと思います
。
次は、一度のトレードで許容できる損失金額っていうテーマで書きたいと思います。